桜こあみパウダーからみる抗肥満成分8-HEPEのオキアミのパワーを解説
驚異の成分8-HEPE:小さなオキアミがもたらす大きな可能性
あなたは、心地よい海の香りと共に、健康の秘密を知りたくはありませんか?波立つ海の中、小さなプランクトンが私たちに大きなヒントを遺しています。
こんにちは、1日1%growup塾へようこそ!
今回は、私たちの健康を静かにサポートしてくれる、ある小さな生き物の力をご紹介します。その名も、8-HEPE(発音は「8ヒープ」)。これは、驚くべきオメガ3脂肪酸なんです。
さらに、この物語にはもう一つ、アルキルリン脂質という成分も主役として登場します。
この約10分の記事を通して、抗肥満効果をもつ新成分、8-HEPEを含んだ唯一無二の秘密を、皆さんと一緒に解き明かしていきましょう。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。さあ、一緒に深い海の中へと、ダイブしましょう!
桜こあみパウダーとは
『株式会社 國洋』が開発したサプリメントである。サプリメントについての注意事項→こちらへ
株式会社 國洋(岩手県大船渡市、濱田浩司社長、電話0192・27・1611)は、三陸産イサダ(ツノナシオキアミ)を原料にしたサプリメントを開発した。肥満や動脈硬化、高血糖などを抑える効果のある成分を含むことに着目。抽出したオイルを粉末化し、カプセルに詰めた。年内の発売を計画。三陸特有の水産資源を生かした高付加価値商品として売り込む。
週刊 水産振興課より
動脈硬化や高血糖に効き目のあるとされる成分はあったが、肥満を抑えるという画期的な成分の商品化に成功したという事です。
桜こあみパウダーは、生研支援センター・革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)の支援を受けて、大学や公的研究機関との共同研究成果として開発されました。
イサダ(ツノナシオキアミ)は北太平洋に生息するオキアミで、主に植物プランクトンを食べて育ちます。
小魚をはじめとする、多くの海洋生物はオキアミを餌としています。オキアミは、植物プランクトンの生産したEPA・DHAやアスタキサンチンなどの成分と栄養素を、他の海洋生物に届ける役割を果たすことで生態系を支えています。
8-HEPE(8ヒープと読みます)は、私たちがイサダから発見した新規機能性成分です。魚油にも含まれるEPA・DHAと違って、8-HEPEはイサダに特徴的な機能性成分で、他のオイルから摂取するのは難しい成分です。また、アルキルリン脂質もオキアミオイルに特徴的な成分で、プラズマローゲンの基になる成分です。
帝京科学大学 生命環境学部生命科学科講師 山田秀俊より 一部抜粋
さくらこあみパウダーの製造技術は、有機溶媒を使わないシンプルな方法でイサダオイルの特徴を100% 活かすことにとことんこだわって、5年の歳月をかけて開発しました(特許出願済み)。
さくらこあみパウダーは、イサダのみを原料とした粉末オイル素材で、EPA・DHA、アスタキサンチンに加えて、8-HEPEとアルキルリン脂質を含有する、全く新しい製品です。
『イサダ』はオキアミの一種
ツノナシオキアミはオキアミ科オキアミ属の動物プランクトンで、主に三陸沖で水揚げされます。
春前に漁が解禁され、釣りや養殖の餌として利用されています。食用としては傷むのが早いためあまり使われないが、近年、8-HEPE(8ヒープと読みます)という独自の栄養価により乾物や粉末の商品が増えています。
調理法は桜えびと同様で、かき揚げや釜揚げがお勧め。特にチャーハンに混ぜると、香ばしい海老チャーハン風の味が楽しめます。生で食べたい場合は、現地で獲れたてを探すのがお勧めです。
イサダの栄養素
栄養素摂取適正値算出基準(pdf)
甲殻類だけあってタンパク質は多めです。
オキアミから抽出精製されるクリルオイルは、血流をよくし血管をしなやかにするオメガ3不飽和脂肪酸と、強い抗酸化作用があるアスタキサンチンを豊富に含んでいるのが特長です。
糖尿病やがんをはじめとするさまざまな生活習慣病の予防や脳の活性化、月経前症候群(PMS)の改善に効果があるといわれています。
特出する栄養素は詳しく後述
オメガ3脂肪酸豊富なクリルオイルの魅力
クリルオイルは南極のオキアミから抽出され、オメガ3脂肪酸や抗酸化物質アスタキサンチンを含み、血液や心臓の健康、老化防止に効果的です1,2。
サプリメント選びでは原材料の確認や酸化防止成分の有無がポイントで、オメガ3脂肪酸の含有量や粒の大きさも確認が推奨されます3。
しかし、摂取過多は副作用を引き起こす可能性があり、特定の健康状態や薬の服用者は注意が必要で、医師に相談することが重要です4。
クリルオイルについて簡単に説明しました。もっと詳しく知りたい場合は、以下の参考文献をご覧ください。
1: クリルオイルとは? | クリルオイル研究会
2: クリルオイルとは?エビデンスをもとに効果や副作用を解説 – alloeh
3: 【2023年】クリルオイルサプリのおすすめ人気ランキング15選 | mybest
4: クリルオイルサプリメントの効果・副作用・飲み方・注意点 | サプリメント情報局
8−HEPE丨肥満に抗う成分
『〝イサダ〟が抗肥満の成分を 含むことを世界で初めて発見し 脂肪燃焼作用が高いことを確認』イサダに含まれる抗肥満成分が発見され、この成分が脂肪燃焼を促進することが確認されました。この発見により、イサダが健康促進や肥満の予防に役立つ可能性が示されています。詳細な情報については、提供されたリンクからアクセスできます。
アルキルリン脂質: 細胞膜保護と神経保護まで
こういった論文も出てきています。
腸管におけるアルキル型リン脂質の吸収とプラスマローゲンへの
変換に関する研究
アルキル型リン脂質の吸収とプラスマローゲンへの代謝変換の解析
アルキルリン脂質はオキアミから抽出され、プラスマローゲンの前駆体を含んでおり、これは細胞膜や神経伝達に重要です1,2。
アルキルリン脂質摂取はプラスマローゲン増加と関連し、酸化ストレスや炎症の減少が報告されています4。
また、n-3系脂肪酸も含まれ、血液や心臓の健康に良い効果を示します5。過剰摂取は避け、特定の健康状態の人は医師に相談することが推奨されています4。
アルキルリン脂質について詳しく知りたい場合は、以下の参考文献をご覧ください。
1: アルキル型リン脂質 – 健康用語WEB事典
2: オキアミ由来 AlkylPL 摂取による,血中 Pls と血中および臓器 Pls 脂肪酸 のω 3/ω6 比増加, 酸化ストレスの減少が確認された
3: プラスマローゲン – Wikipedia
4: オキアミ由来リン脂質摂取による 体内プラスマローゲン増加と …
5: n-3系脂肪酸 – Wikipedia
EPA・DHA
オメガ3脂肪酸はフィッシュオイルや青魚から得られますが、毎日の摂取は大変です。市販のサプリメントは液体をカプセル化していますが、DHA・EPAは酸化しやすく、粉末化が解決策となります。これにより、酸化の問題を避けながら効率的にオメガ3脂肪酸を摂取できます。
アスタキサンチン
アスタキサンチンはカルテノイドの一種で、赤い魚介類(エビ、カニ、サーモンなど)の色素です。これらの生物はアスタキサンチンを摂取し、その強力な抗酸化力で自身を保護しています。アスタキサンチンは抗酸化力が高く、人間もサプリメント等で摂取することで、酸化(老化)の抑制やアンチエイジング効果を期待できます。積極的に摂取することで、健康的な生活をサポートすることができます。
アスタキサンチンは色素そのものなので、容器の中が真っ赤ですが問題ありませんよ!
サプリメント以外の選択:乾燥イサダの魅力
ここまで数々の素晴らしい特徴についてご紹介してきました。
しかし、正直なところ、私自身は別の方法も同時にオススメしたいと感じています。それは、乾燥イサダを直接料理に使用することです。
なぜなら、この方法ならば、イサダのフレッシュな風味をダイレクトに楽しめるだけでなく、料理自体も一段と豊かな味わいになると感じているからです。この自然な味わいこそが、私たちが健康的でバランスのとれた食生活を送る上で大切なのかもしれませんね。
もちろん、サプリメントとしての利便性も魅力的ですが、食材として直接イサダを楽しむことで得られる喜びも、私たちの生活に新しい風をもたらしてくれるのではないでしょうか。
- 効果の不確実性: 加工された製品は、特定の健康効果を目的として設計されているのに対し、乾燥イサダの効果は不明確である可能性があります。
- 利便性の欠如: 乾燥イサダは使用が不便である可能性があり、特に外出先では携帯が難しいかもしれません。
- コスト効率: 乾燥イサダはおそらく安価です。
- 自然な形: 乾燥イサダは自然な形で提供され、添加物が少ない可能性があります。
- 料理の柔軟性: 乾燥イサダは料理に直接使用でき、風味や栄養を追加できます。
これに加えサプリメントには様々な問題点もあります。
オススメの乾燥イサダ
乾燥イサダは栄養豊富で多用途な食材で、保存も効くため日常の料理に手軽に取り入れることができます。今回はその魅力と活用方法をご紹介します。