詐欺サイト河原本店: 私の体験から学ぶべき教訓
詐欺サイトに引っかかりました!
今回のテーマは、私が完全にだまされたわけではない、
しかし、確かに詐欺の可能性を感じつつも、何らかの結果を出してしまった体験についてです。
私たちの心理に目を向けて、どのようにして私たちがそのような状況に陥ってしまうのかを解き明かしたいと思います。
一度冷静に考えてみれば、なるほどと思わせる要素が巧みに組み合わされていました。
このようなサイトは他にも多く存在し、それらがすべて同じ源から来ているのかもしれません。
この情報を共有することで、皆さんが同じリスクを避ける手助けになればと思います。
今回の記事が、そのような有益なガイドとなることを願っています。
皆さん、この情報をしっかりと掴んで、自身を守る力に変えてください。
それでは、今日も一緒に学びましょう。
こちらが河原本店のホームページです。
詐欺サイトの警告信号: 価格、支払い方法、品切れとその背後の真実・河原本店編
詐欺の可能性を示唆する3つの警告信号がありました。
異常に低い価格、特殊な支払い方法、そして常に品切れの状態。詳細に調査を進めると、この問題は特定の店舗に限らず、同じ手口を用いた詐欺的なECサイトが存在することが明らかになりました。
興味深いことに、同じURLアドレスをPCとスマートフォンからアクセスすると、全く異なるサイトが表示されるのです。
手口がほとんど変わらないため、背後には同一の主体が存在する可能性があります。
さらに、IPアドレスがアメリカを指している一方で、ドメインの登録は中国の江西省にあるという事実も浮かび上がりました。
いよいよ怪しさ全開です。
価格設定の怪しさ: スノーボードの例から見る詐欺サイトの可能性
皆さんがオンラインショッピングをする際、どのような選択基準を持っていますか?
私自身はAmazon、楽天、そしてヤフーショッピングのアカウントを活用しています。
大体はこれらのプラットフォームから、価格、送料の有無、ポイント還元率などを比較して購入を決定します。しかし、後ほど詳しく説明しますが、このサイトは価格設定が異常に低いのです。
在庫とサイズ: 売り切れ状態が示す詐欺サイトの兆候
私が詐欺に遭遇した商品はスノーボードの板で、新作モデルは通常7万円以上します。
しかし、私が騙されたのはたったの18000円でした。
この価格だけを見れば、どなたでも何かがおかしいと感じるでしょう。
しかし、この業界をよく知っていると、その価格も全くあり得ないわけではありません。
私が注文したのは、一昨年のモデルで、この業界では前年のモデルが40%程度値下がりするのは一般的です。大手販売店でも、前年の同じモデル(デザイン等は異なる場合もあります)が半額程度で販売されています。
さらに、この詐欺サイトでの販売価格は、大手の旧モデルの価格からさらに引かれており、18/19モデルの在庫処分としては許容範囲内の価格でした。
私自身、商売人として、在庫が赤字になったとしても現金に換えたいと思うことはよくあります(実際、もっと早く行動を起こすべきだったと思いますが)。
しかし、サイズが去年のモデルでも売り切れが多い点は、確かに疑わしいと感じられるポイントでした。
このような要素を考慮することで、詐欺の可能性を見抜く手がかりになるかもしれません。
“ワンクリック注文の罠: 安易な購入が引き起こす可能性”
一見すると、何も問題なさそうに見えますよね?
詳細に目を通す人は少ないと思います。現代では、Amazonなどでもワンクリックで注文が完了するのが一般的になり、手軽にポチポチと注文を確定させてしまいます。
特に、価格が安ければ安いほど、その傾向は強くなります(逆に、高価な商品は色々な面から吟味しますよね)。では、注文の確定まで進んでみましょう。
実際の画面のスクリーンショットです。
注文詳細画面を見て、一つ疑問が湧きました。
現在、ECサイトで支払いを現金(銀行振込)で行う人はどれほどいるのでしょう?
私たちの大半は、カード払いを選ぶはずです。
しかし、この場合、カード情報を入力する画面が表示されず、不審に思い、問い合わせを行いました。
その返答には、「現在キャンペーン中のため、決済方法(先払い)については銀行でのお支払いに限らせていただきます。他の支払い方法は一時的にご利用いただけません」とありました。
そして、振込先が以下のように示されていました。
- 銀行名:ゆうちょ銀行
- 支店名:四二八支店(店番428)
- 取引種類: 普通
- 記号番号:14220-05501321
- 口座番号:0550132
- 口座名義:ホアン クイン ト
すでに何かおかしいと感じ始めていました。
現代において、銀行振込の先払いのみという支払い方法は異常です。
注文画面にはキャッシュレス決済が可能であるように見えましたが、詳細を調べてみると、支払い方法は代金引換、銀行振込(先払い)、郵便振替(先払い)しか記載されていませんでした。
さらに、会社概要に記載された住所は神奈川県なのに対し、
振込先のゆうちょ銀行の四二八支店は福岡県にありました。
そして、口座名義が「ホアン クイン ト」であることも疑念を深めました。
これらの口座名義は、留学生などから不正に取得されることが多いと言われています。
怪しい要素が一杯で、詐欺の可能性を強く感じました。
売り切れ表示の心理的な罠
私が巧妙だと感じたのは、ほとんどの商品が売り切れ表示になっている点でした。
ここにも、消費者の心理を巧みに利用している手法が見て取れます。
冷静に考えてみれば、これが不自然であることに気づくはずです。
もし本当に売り切れたのなら、商品一覧からその商品を削除すれば良いのです。また、ほとんどのECサイトでは、売り切れた商品は画像がそのまま表示され、注文ボタンの隣に売り切れ表示が出るものです。
しかし、このサイトでは、商品がすべて売り切れ表示になっていることで、「うちの商品はとても人気で、すぐに売れ切れてしまうから、早く注文しないと手に入らなくなっちゃうよ!」という無言のメッセージを送っているのです。
実際、私が購入した商品も、同じものが複数掲載されており、最後の1つだったように見えました(実際には、在庫はないのですが)。
見事な心理的バランス: 安さとリスクのはざまで
私が感じた「これはちょっと安すぎるかも、詐欺かもなぁ」という疑惑が、逆に独特の興奮を生んだのです。
だって、これが本当なら、まさに大勝利ですよね!?
そして、もし詐欺だったとしても、被るダメージはそれほど大きくない。
この微妙なバランス感覚が見事だったのです。完全に手のひらで転がされた感じです。
もし、この商品がさらに1万や2万高かったら、私は買わなかったでしょう。
一つ一つ要素を冷静に分析していくと、やっぱりこれは詐欺だよね?そうだよねぇ、という結論に至ります。
しかし、私自身が自分の頭の片隅に微かに感じていた危険な匂いを抑えつつ、お金を騙し取られるリスクと、購入後の期待感に心が揺さぶられ、結果的には「ダメ元で買えたらラッキー」という感情が勝ったのです。
これは、自分自身で作り出してしまったゲインロス効果の現れです。詐欺かもしれないという不安感から、逆に詐欺じゃなかったらという極端な喜びへの振れ幅が、私を購入へと駆り立てました。
これはまるで、良い時と悪い時がある方が、人は強烈に惹かれてしまう、恋愛のような感覚かもしれませんね。
自己責任と学び: 詐欺に引っかかった経験から
私の落ち度は、詐欺の可能性を疑いながらも、振込みを行ってしまったことです。本来ならば、怪しさを感じた時点でGoogleなどを利用して情報を確認するべきでした。
実際に、こんな記事もあります。
冷静に考えるほど、自分自身の行動が愚かだったと反省しています。しかし、ただ後悔しても何も成長はありません。この経験を共有することで、少しでも他の人の参考になればと思います。
残念ながら、一度振り込んだお金を取り戻すのは難しそうです。私自身は金額が大きくなかったので、これを勉強代と割り切っています。しかしながら、注文の際に入力した個人情報がどう利用されるかは未知数で、それが一番の不安材料です。
相手には意味深なメールを送りつつ、このブログの更新が途絶えたら何かあったと考えてください。
これこそが、「安物買いの銭失い」の教訓と言えるでしょう。