年々、一年が早く終わってしまうと感じているのは貴方だけではないはず!?
私も早くなっているなぁ。。。
と感じる今日このごろでございますよ!
さて本題にまいりましょう。
貴方は『ジャネーの法則』を知っていますか?
歳を取るにつれて時間が早く感じる状態を心理的に解き明かしてみた法則になります。
著者のジャネーさんにちなんでついた名前になります。
科学的に証明されているわけではありませんが、人生という命の時間の考え方を良いものにするために知っておいて損はない法則ですので解説していきたいと思います。
というわけで、本日もよろしくお願いいたします。
貴方の時間は合っているか?|ジャネーの法則より
ジャネの法則は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書[a]^ Pierre Janet, L’évolution de la mémoire et de la notion du temps, A. Chahine, 1928, p.515において紹介された[注1][b]^ [注1]なお、ポールの説は時間観念に関する諸説のひとつとして批判的に紹介されている。法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。ジャネーの法則とも表記する[c]^ “知恵蔵miniの解説”. コトバンク. 2018年1月13日閲覧。。
ウィキペディアより
わかりやすく説明すると

イメージできますか?
心理的なものなのでかならずしもそういではないが、簡単に説明すると一年の長さは、今まで生きてきた年月の何分の1になるのかということである。

6歳の1年は人生の6分の1・60歳の1年は人生の60分の1だから年齢を重ねるごとに一年が短く感じるというもの。

なんとなく理解していただけただろうか。この説明を知るとなんとなくそんな感じもしてくるものである。
時間の流れ|時間と心拍と感情と
ジャネーの法則を知って、なんとなくでも時間が早く感じれる様になってきたのもうなずける。
初めて、この法則を知ったときには「マジかぁ〜!!」と声が出たものだ。。。
昨今、人生100年時代と言われる様になりました。
この法則で残りの体感時間を計算すると約80%終わっているのです。

ポジティブ思考かネガティブ思考かを判断するのに、コップに半分の水が入っているのを「もう半分」「あと半分」どう捉えるか?とうものがあるが。
流石に40歳の私が体感的または心理的には、人生が80%近く終わっているといわれてしまうと
動揺を隠せないのが正直な所である。
しかしながら、冷静に考えてみると反対する意見もあるのである。
心理的にそう感じるだけであって科学的にエビデンスがあるわけでもなし、ただただそれを受け入れたくないというだけの事かもしれない。。。
顕在意識と潜在意識|ジャネーの法則の嘘
さて、ジャネーの法則は年齢が分母になるので、時間が短く感じるというものでした。
それとは別に、子供の頃の経験は初体験が多い。その刺激が強いので長く感じるというもの。濃密な日々
逆に大人になるにと、毎日の行動がルーティン化されている様な日々になるので刺激が少なく早く過ぎてしまうというもの。希薄な日々
脳はルーティンワークを習慣化します。
意識的に行っていると無駄にエネルギーを消費するので省エネのために回路を直結するのです。
それが、潜在意識に落とし込むという事なのです。
私達が無意識にしている呼吸や心拍ですが毎回意識してやっていたらとても面倒ですよね?
ほとんどの人がはじめから無意識なので気づかないとおもいます。
私は大動脈解離にて動脈瘤ができてしまいました。
大動脈置換術をしたことがあるからです。全身麻酔での人工心肺を使用しての手術でした。
目を醒ました時には人工呼吸器を装着していたので、呼吸が無意識でしているものなので違和感がなかったのです。
そして、呼吸器を外した時に息をしてくださいねぇって言われた時に「??」となったのです。「どうやる?」ってかなり焦ったのを覚えています。
こんな事から、習慣化してしまうと顕在意識があまり働かないので時間が早く感じないという考え方もあります。
楽しい事は早く、辛いことは長く。終わってみれば
とはいえ、日々の中で長い日もあれば短い日もあるだろう。趣味に没頭していればあっという間だし、漢字ドリルをしていれば時間は立たないだろう。
しかしながら、楽しかろうが退屈だろうが終わってしまえばあっという間と感じるのではないか?
逆に、早く終われと思えば長いし、終わらないでくれと思えば短いのである。
ジャネーの法則の考え方とは別に、毎日辛い日々を送っている人は人生が長く感じてしまっていて、充実して楽しい毎日を送っている人は短くかんじてしまうということ。
これが逆ならばどれだけ良いだろうか。。。
心臓の一生

ネズミとゾウの話を知っているだろうか?身体の大きさと心拍の速さと寿命の関係の話である。
身体の大きさと寿命には相関関係があるというもの。
その相関関係には心拍の速さも関係しているというもの。
そして、心臓の心拍出来る数は大きく変わらないということ。
とはいえ、人間の心拍数はキリンやトラと同等とされている。それらの寿命は約20年ですが人間は80年あたりですね。
それは、医学の進歩による所もかなり大きいようです。

時代背景による前後もありますが、はやり医学の進歩と食料の安定供給による要因で寿命が伸びたと考える事ができます。
人間と野生動物を直接的に比較することはできなさそうです。
人間に飼われているペットなどが長生きするのもそういう事なのでしょう。
ここで、言いたかった事は時間の速さと心拍の速さの相関性の事で感覚的には心拍数が早い方が時間が短く感じるのではないかということ。
実際、人でも年齢を重ねて行くほど心拍数は遅くなる。
お気づきだろうが、心拍と時間の感じ方と年齢による時間の感じ方とでは逆の関係になってしまうということ。
ある実験では、各年代にストップウォッチで狙った時間に止める実験で(キリ番に合わせるのではなく、経過時間を測るもの)未成年は早めに止めてしまい年齢が上がるごとに止めるのが遅くなる傾向があったということ。(加齢による反応時間のズレは考慮していません。)
この実験からは、またもやジャネーの法則とは逆の結果となっているのである。
実際はどうなのであろうか?
快と不快|体感時間の矛盾
これまで、色々の方向から時間の体感のしかたを考えてきました。
しかし、そこには矛盾があるのではないか。
運動中 | 楽しい | 辛い |
心拍が早い | ○ | △ |
心拍が遅い | △ | × |
図2は運動中に例えて、心拍と気分での体感時間を表にしてみた。運動中なので心拍が遅いということは稀だと思うが、実際あっているのだろうか?超絶疑問である。
想像してみてほしい、強度の高い運動をしている時は心拍は早いそしてキツい。私もHIIT[e]高強度インターバルトレーニングしているのでわかるが、最後の20秒なんてめちゃめちゃ長いです。
要するに、心拍の速さでの体感時間は他種との比較で早い遅いを比べるものであって人同士では誤差の範囲内ではないでしょうか?
それよりも、気持ちでの時間の経ち方がより影響が強いと考えます。
この考え方であると、毎日が充実していてやりたいことに没頭している人が時間が早く経つという事にです。
しかし、先に述べた子供と大人では経験の差から子供の方が長く感じる。大人はルーティンワークになり短く感じるとかきました。
大人に絞って精査してみると、、、
- やりたい事をして充実しているー時間が早くすぎる
- ルーティンワークで刺激のなり毎日ー時間が早くすぎる
結局、大人は時間の流れを早く感じているのではないだろうか?
それよりも、小学校の6年間も中学の3年間も高校の3年間も早かった。。。
という私の感想
まとめ

さて、ジャネーの法則から一年が早く感じる事を深掘ってみました。
- 身体の大きさ
- 心拍の速さ
- 経験値
- 年齢
- 感情
体感時間は色々な要因で早く感じてみたり遅く感じてみたり。複雑に絡み合っているようです。
それに、この記事を書きながら気づいたのだけど
- 時間が経つのが早い・遅い
- 時間が短いと長い
似て非なる表現だなと感じました。
まあ余談ですけどね
さて、私の結論です。
どちらにせよ終わってみれば早かったということです。
生物間であれば流れている時間の速さは違うかもしれませんが
こと人に限ってしまえばまさに心の持ちようですし、終わってしまえば過去という一括になってしまうからでしょう。
子供の頃、長く感じたのは嫌いな勉強をさせられていたからではないでしょうか?逆に勉強が大好きな子供さんの体感時間は早いのではないか?
実際、私は勉強が嫌いだったので長かったですね。逆に好きな科目は早かった様な気がします。
最後に、身も蓋もないことを言いますが
どちらにせよ、今が人生で一番若い時です。
過去の事がどうのこうのよりも、今そして未来を見据えて生活をしていくのが魅力的な男という観点からはよろしいでしょう!
ということで、今回はよしなに。。。
では
References
↑a | ^ Pierre Janet, L’évolution de la mémoire et de la notion du temps, A. Chahine, 1928, p.515 |
---|---|
↑b | ^ [注1]なお、ポールの説は時間観念に関する諸説のひとつとして批判的に紹介されている。 |
↑c | ^ “知恵蔵miniの解説”. コトバンク. 2018年1月13日閲覧。 |
↑d | 「寿命図鑑」いろは出版 |
↑e | 高強度インターバルトレーニング |