失敗は好きですか?
偉人たちは、失敗に対してポジティブな名言を残している。
それは、どれも挑戦に対して臆病になっている貴方へ勇気を与えてくれる言葉でもある
が、しかし勝てば官軍負ければ賊軍とう言葉が私の頭を過ぎったのである。
『Failure is an option here. If things are not failing, you are not innovating enough.
by Elon Musk
失敗は結果として起こり得るもの。失敗してないのならば、あなたは十分にイノベーティブであるとは言えないでしょう。
イーロン・マスク』
『Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts.
by Winston Churchill
成功があがりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは、続ける勇気である。
ウィンストン・チャーチル』
『Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.
by Albert Einstein
一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である
アルバート・アインシュタイン』
『Failure is a problem. But it’s more problems that it doesn’t try to succeed.
by Theodore Roosevelt
失敗は問題だ。しかし、成功しようとしないのは、もっと問題である。
セオドア・ルーズベルト』
『Don’t fear failure. — Not failure, but low aim, is the crime. In great attempts it is glorious even to fail.
by Bruce Lee
失敗を恐れるな。失敗することではなく、低い目標を掲げることが罪である。大きな挑戦では、失敗さえも輝きとなる。
ブルース・リー』
貴方は励まされましたか?
しかし人は繰り返すと慣れて。。。
否、学習してしまうのです。
その壁を超える事を考える事は、そもそも意味の無い事なのだと。。。
もしかしたら、貴方が行動できない理由は学習性無力感が少なからず起きているのかもしれないのである。
マジな学習性無力感は先生に任せるとして、行動出来ない理由を考察していきたいと思いますので
しっかり持って帰って下さい!
それでは、本日もよろしくお願いします。
本日のお品書き
学習性無力感というもの
学習性無力感とは、長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象である。他の訳語に学習性絶望感、獲得された無力感、学習性無気力がある。
Wikipediaより

本人にとっては、とてもストレスな状況下でもそこから離脱することが困難だという事を覚えてしまう事。
それにより、とんでもない苦痛であっても受け続けるという。
これは人間だけでなく、本能のみで生きている動物にも言える事であって
理性的である人間の世間体などの感情をも関係なく誰にでも起きうる事象なのです。
セリグマンの実験

A群とB群の犬を身動きが出来ない様にして、A群には電気ショックを与え続けてB群には何も刺激は与えず。
その後、別の施設にてA・Bともに電気ショックを与えるがボタンを押せば簡単に電気ショックが止められるのだが
B群の犬はボタンを押して電気ショックを止めるのに対し、A群の犬はその行動を行わないという実験。
これにより、電気ショックを止める事は出来ないと学習していたA群の犬は電気ショックが与えられても止められるモノではないと認知しているので止めるための行動をしなかったということ。
犬なので脳が直接的に覚えてしまったが、理性的に考えることが出来る人でも起きる。
逆に理性的であるがゆえに、理由をつけて納得してしまうこともしばしばである。認知的不協和に似たような現象もおきる。(厳密には違うが)
現実社会で起きがちである。
頭ではそうした方が良いとわかっていても動けないメンタルブロックは学習性無力感の軽めの状態ではなかろうか?
セリグマンの実験では電気ショックという物理的な苦痛を与えているが、心理的な苦痛でもそれはおきるであろうし
そにらにプラスして現代社会では不安要素が複雑に絡み合い、苦痛を避けた先にあるかもしれない不安を恐れるあまりに動けないケースもある。
というか、それの方が多いのではないか?
仕事でのケース

学習性無力感と仕事を検索してみると、モチベーションと紐づけているサイトもけっこうあります。
パワハラやモラハラはたまた正当な評価が受けられていない等。
どこの企業でもありそうな件ですね。
営業職などでは、まったく仕事を取れないくてやる気ななくなる。
しかしながら、社会人にもなり仕事をしていればこの様な事は日常茶飯事とまでは言わないが良くある話ではなかろうか?
これらをセリグマンの実験と同様に当てはめてしまって良いのだろうか?思っていて
なぜならば、こられからは離脱することが可能だと思うからであって離脱が出来ないのは別の理由も絡んでいるからだと思うのである。
働いている職場が、ブラックだったり上司の態度、仕事で成果を挙げられない。
転職を検討しても良い案件だ。
しかしながら、その場に留まる人がほとんである。
そんな私もそうである。
転職には不安が付き纏うわけであって、具体的には色々あると思うがそれらが解決されているならばためらう事もなく新しい企業へ羽ばたくであろう。
私みたいに、職場に気になる女性がいるわけでもなければである。
与太話はさておき、学習性無力感と位置づけてしまうのは時期尚早ではないだろうか。
人間関係でのケース

先のセリグマンの実験では物理的な苦痛を与え続けたわけであるが、精神的苦痛を与え続けた場合は鬱の様な症状に近いだろう。
あくまで私の考えであるが、物理的なストレスの場合は大脳辺縁系刻み込まれ
精神的なストレスだと大脳新皮質に刻まれる印象。
1番わかりやすいのはイジメではないだろうか?
というのも、私は中学生時代にイジメられていた経験がある。(この時のイジメは精神的なモノがほとんどだった。)
当時の私は、この一年我慢して学年が変われば。最悪でも3年間を耐え凌げばこの環境からは抜け出せると考えていた。
それは私の想像した通りに高校からは、そんな事は忘れてバカ楽しく学園生活を送っていたのである。
しかしながら、成人式で声をかけられた時に私は動くことが出来なかったのである。
これも1つの学習性無力感にあたるのではないだろうか?
とはいえ、ストレスを受けての意欲の低下と考えるならば違うのかもしれない。
陥りやすいタイプ
学習性無力感は実験から考察すれば誰にでも起きうる状態です。
しかし、性格や気質によって陥りやすい人とそうでない人がいるのです。
- 完璧主義
- 生活のリズムが乱れている
- 幼少期から良い子ちゃんだった
- 大きなストレスや自己否定をされた事がある
完璧主義|少しのミスで自分を攻める事で、あるとき糸が切れたように無力になる。
生活習慣|生活習慣が乱れる事によって脳内物質であるセロトニン・ドーパミン・オキシトシン(やる気ホルモンや幸せホルモンと呼ばれている。)の分泌が悪くなりストレスへの防御力が下がることで些細な事でも無力になりやすくなる。
良い子ちゃん|周りの大人たちの期待に答える事で生きてきたが、大人になり自発的な行動が求められる様になると自分を見失い無力になることもある。
とても大きなストレスや自己否定|一度でもクリティカルヒットになるようなダメージを受けた場合に無力になる。
誰にでも学習性無力感にはなりえる
なりやすい特徴を上げてみたが、誰にでも起きうるという事がわかりました。
まさに、異性に振られてしばらく何も手につかないなんてこの状況そのものですね。
とはいえ、異性に振られた事は時間薬が解決してくれるでしょう。
しかしながら、完璧主義という正確はもとより
とても大きなストレス、幼少期の親子問題(都合上ここでは書けないが。。。)などは一生傷痕が残る事でしょう。
対策
取りかかる気にもなれないタスクに遭遇したら「タスクを分解する」というタスクをつくってみましょう。「一気に終わらせよう」という気持ちを自分から切り離すことをおすすめします。
タスクを見るなり憂鬱になるとき、大抵私たちは頭のどこかで、タスクの「厄介な部分」について頭を巡らせているはずです。その結果、だんだんと「学習性無力感」状態になってしまっている可能性があります。
「ToDoリストで消せないタスク」がなぜそのままなのかと言えば「キリのいい最初のゴール」が想像しにくい、という理由が挙げられるでしょう。ゴール のイメージが想像できないから、全く取りかからない。翌日まで放置する。しかし同じタスクに翌日改めて出会ったとしても、やはりキリのいいゴールが想像できないのは確かです。
「見つける」ではなく「探す」です。これならば、探しさえすれば見つけられなくても大丈夫なので「いつやめてもいいから、ちょっとだけ、5秒だけでも探すだけ探してみようか」という気持ちになれます。
運良く仮のゴールが決まったら、その「ゴールを達成する」というタスクをまずは終わらせましょう。タスクを細分化することが、ToDoリストに残り続ける「居残りタスク」を対処可能なものにしてくれるでしょう。
mitsucari.comより
私自身が思う対策は心身の健康状態を良いモノにする。
睡眠・食事・運動です。これは学習性無力感に限らずメンタルが弱ってる時は、このどれかが出来ていないのです。
貴方もわかっているし、誰もがわかっている事で当たり前の事が当たり前に出来ない。
自分の弱さもあるし、それを阻む環境が現代では整いすぎています。自分は自分で守らなければなりません。
克服
私が書くよりも、この学習性無力感とは?具体例や無力感の原因、克服方法を紹介がわかりやすかったのでリンクを張っておきました。
最後の最後で手を抜いているようで、申し訳ないですが無力感の度合いにもよると思うので専門家にお任せして手仕舞いとさせていただきます。
とはいえ、私がこの記事を書いたのは他でもなく一連のプロセスを知っているといないでは全く話が変わってくるのである。
行動心理学などもそうであるが、相手を知らないからハメる事ができる訳で理屈を知っているだけで沼る可能性は大幅に低減できるのである。
自身を客観的に見れる人は、理屈ではなく肌感覚で分かるのだろう。
セリグマンの実験であっても、見ている側が電気ショックの停止ボタンを押さなくなる訳ではないのだから
では